結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
彼に、社長になるのを諦めさせなくてよかった。
「純華。
僕はそろそろ失礼するよ」
話は済んだのか、そのうち再び父が顔を出した。
「え、帰るの!?
一緒にバージンロード、歩いてよ!」
てっきり、今日の式に出席してくれるとばかり思っていた。
なのに、帰るなんて。
「ほら。
彼に騙されるようにここに連れてこられたから、こんな格好だし」
困ったように笑う父は結婚式を想定していない、チノパンにシャツとラフな格好だった。
「それに犯罪者が父親として出席だなんて、純華も肩身が狭いだろ。
こうやって花嫁姿が見られただけで十分だ」
父は満足そうだが、私はそうじゃないのだ。
「私はお父さんとバージンロードを歩きたいの!
まわりがなんと思おうと関係ない。
言ったでしょ、お父さんは私の誇りだ、って」
「純華……」
父は悩むように、黙ってしまった。
きっと父だって、私の結婚式に出席したい気持ちはあるはずだ。
だから今、速攻で断らずに黙っているんだと思う。
「お父さん」
紘希に声をかけられ、父が頭を上げる。
「僕からもお願いです。
純華とバージンロードを歩いてやってください」
誠心誠意、彼は父へと頭を下げた。
「でも。
……いいんですか?」
「純華。
僕はそろそろ失礼するよ」
話は済んだのか、そのうち再び父が顔を出した。
「え、帰るの!?
一緒にバージンロード、歩いてよ!」
てっきり、今日の式に出席してくれるとばかり思っていた。
なのに、帰るなんて。
「ほら。
彼に騙されるようにここに連れてこられたから、こんな格好だし」
困ったように笑う父は結婚式を想定していない、チノパンにシャツとラフな格好だった。
「それに犯罪者が父親として出席だなんて、純華も肩身が狭いだろ。
こうやって花嫁姿が見られただけで十分だ」
父は満足そうだが、私はそうじゃないのだ。
「私はお父さんとバージンロードを歩きたいの!
まわりがなんと思おうと関係ない。
言ったでしょ、お父さんは私の誇りだ、って」
「純華……」
父は悩むように、黙ってしまった。
きっと父だって、私の結婚式に出席したい気持ちはあるはずだ。
だから今、速攻で断らずに黙っているんだと思う。
「お父さん」
紘希に声をかけられ、父が頭を上げる。
「僕からもお願いです。
純華とバージンロードを歩いてやってください」
誠心誠意、彼は父へと頭を下げた。
「でも。
……いいんですか?」