御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい

 「おい、あいつと距離が近い。何やってんだ」

 「はい?引き継ぎですけど……」

 「橋本とくっつくな」小さい声で言う。ええ?

 「……くっついてないですよ。どこ見てんですか?本部長こそ、書類整理終わりました?」

 「手伝えよ。どうしてお前、俺の手伝いしないんだ」

 「どうして本部長の手伝いしなきゃならないんですか?私もここに引き継ぎのために戻ってるんですよ」

 ブツブツ言って、何か怒ってる。何なのよ?

 「水川、こっちはいいから本部長手伝っていいぞ」

 博士と佐知が笑いながらこっちを見てる。

 私はため息をついて、本部長の書類の山を半分もらう。
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