れんれんと恋するための30日
透子さんは何を考えているのだろう…
私が蓮を好きなことは知っているはずなのに。
あ、そうか、ミッチーだ。
きっと、透子さんは、ミッチーの事で私と友達になりたいのかもしれない。
そして、福も透子と友達になりたいと思った。
本当に透子がミッチーを好きだとしたら、まずはこの二人をどうにかしなければ、福と蓮が結ばれることはない。
できるだけ早く、透子のミッチーへの想いを聞きたい。
蓮は透子にふられることになるけれど、でも、大丈夫、私が慰めてあげる。
だって、蓮には福がいるんだから。
空いたテーブルの片づけをしていると、ふと、福は現実に気付いてしまう。
一か月後に、私はこの世からいなくなる。
れんれんは、そしたらどうなるの?
透子さんが蓮の元から去って、そして、福までいなくなってしまったら?
九時が過ぎて、福は更衣室で着替えをしている。
今日は昼間に学校へ行ったため、制服だった。
福は透子の可愛すぎる私服を見たせいで、少し落ち込んでいた。汗臭い自分が情けない。
とりあえず、店用のTシャツを脱いで制服に着替え、乱れたツィンテールを結び直して外へ出た。