れんれんと恋するための30日
「道は何か言ってた?
私の事を、いや、私達の事を…」
福はちょっと意地悪かもしれないけれど、透子と取り引きがしたいと思った。
「透子さん、私も実は透子さんに聞きたい事があるんです。
交換に教えてもらいたいんだけど」
「どんなこと?」
「透子さんは、何でれんれんとつき合ってるんですか?」
透子の顔は戸惑っている。でも、福をちゃんと見て小さく頷いた。
透子の中で、幸は何か惹きつけられる魅力があった。
福と透子は駅まで歩き、駅の近くにあるカフェに入った。
福は四時から九時まで何も食べずに働いていたため、お腹が空いて死にそうだった。
透子にその事を伝えて、福はパスタとコーヒーフロートを頼んだ。
透子は優しい眼差しで福を見ている。