れんれんと恋するための30日
「道は…
道は、部活ではどんな感じなの?」
透子は待ち切れずにそう聞いてしまった。
蓮の幼なじみの幸という女の子は、あまり友達を作らない道と仲良く話していた。
最初は驚いて嫉妬に似た感情を抱いてしまったけれど、でも、幸は蓮を愛している事を知った。
透子は色々な複雑な想いはあるけれど、素直に幸と友達になりたいと思った。
道への一方通行の想いが膨らみすぎて、最近の透子は学校へ行く事さえ嫌になっている。
ただ、誰でもいいから道の事を聞いてほしかった。
「ミッチーと私は、今共同で一つの漫画を仕上げているんです。
私がストーリーを考えて、ミッチーが漫画を描く。
透子さんはミッチーがどんな絵を描くか知ってますか?
ミッチーの描く漫画は、直視できないほどの恐ろしいグロい漫画で、今度、見せてあげたい。
透子さん、きっと、悲鳴をあげるかも」
透子は幸のクルクル変わる表情を見ているのがとても楽しかった。
幸は純真無垢な子供のようだ。
きっと、道も幸のこういうところが気に入ったんだと思う。