憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
待ちに待った週末
土曜の朝から私は鏡とにらめっこしている。
服はすでに着替え終えて、最近頑張ってたメイクの腕を見せる時が来たと時間をかけながら頑張っている。
とはいえ、バッチリメイクではなくてリップとアイメイクぐらい。
服はニットのワンピースにコート
色々迷ったけど、私の中では今日はデートだと思っているので可愛い格好にした。
どこに行くのかは知らないけど、室内で過ごすことは分かっている。
それに10時にあの公園に迎えに来てくれると言ってくれた。
時間をかけながら鏡の前でおかしなところがないか確認する。
お母さんには友達と遊ぶと言ってある。
10時少し前に家を出て公園に向かうと黒い車が止まっていた。
そして近くにスーツを着た人が立っていて、怖くなった私は俯きがちに公園の中に入ろうとした。
「白井 彩様」
知らないけど柔らかい声が自分の名前を呼び、肩を震わせて振り返るとさっきのスーツの人が私を見ていた。