憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした




それから押し込まれるように旧校舎へと入って広い教室に入ると食べ物がずらりと並んでいた。


解散するというのに全然悲しそうじゃないし、思い出に浸っている様子もない。

ただ私と理玖を囲んで食事をして、話して。



『彩ちゃんは知らないだろうけど、俺らの中で理玖の大事な人だって共有してたんだよ。邪魔せず見守ろうってね。実はここら辺にこっそりいたんだよ。』



見たことのある人がお茶を飲みながらしみじみと話す。

じっと見ていると、
『あれ?忘れたかな?じゃあ、改めて。理玖の親友の飯島祐希。彩ちゃんとは長い付き合いになるから仲良くしようね。』




その流れから1人1人自己紹介が始まって、色んな話をしながら食べて、飲んでをしていたら私はいつの間にか寝ていたみたいで。


『上行くつもりだったんだけど…?』


『理玖さん、学校でやっちゃダメなんすよー?』

『やんねーよ。そこまで盛ってねー。』

『理玖さんの色気ヤバそう…。』




あっという間に理玖と学校で会える日は終わってしまった。


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