憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした
恋人のような幸せな日々を過ごし理玖と呼ぶことにも慣れた12月中旬
私は忘れかけてた存在と鉢合わせる。
「あ!彩ちゃーん!」
「久しぶり〜!」
たまたま移動教室の際に会った夜鴉で仲良くしてくれてた人たち
彼らは私に喧嘩は向いてないと最初から最後まで言ってくれてた人たちで、そう言いながらも役には立つだろうからと喧嘩の初歩を教えてくれた。
「相変わらず可愛いねー!」
「改めてこんな可愛い子に喧嘩教えてた俺たち変だよな!」
「本当にお世辞が上手いよね!」
「そこも変わらないのな!安心だわ!」
2人は何かしら私を褒めてくれる人たちで、喧嘩の練習の時も褒めるとこないのに、無理矢理褒めてくれていた。
話上手な2人と休み時間いっぱい話し込んだ。
その後のお昼を終えて幸せな気持ちで教室に向かっている途中、目の前に加奈子ちゃんがいた。
「…あんた、どこから来た?」
低く呟くような言葉
目からは強いものを感じて、少し後ずさる。
「……こっち。」
「なんでその棟にあんたが出入りしてんの?」
「何で…?」
今は使わない棟だから、って意味だよね?