私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
~雄斗目線~
幸輝達を見送った後、寝室に向かった
コンコン
「香音、入るぞ」
中に入ると香音はボーッとしていた
「香音、気分はどう?」
「……………………」
「……………香音、悪いけど熱が下がるまで嫌でもここにいてもらう
俺が嫌なら必要以上には香音に関わらない」
「…………………………」
「香音、俺のこと嫌?
嫌い?」
「……………………」
「…………分かったよ
何かあったら呼んで」
そして部屋から出ていこうとした瞬間
「…………………嫌いじゃない」
そう呟いた
「…………そっか」
それだけ言って出ていった
今の香音には…………一人になる時間が大切な気がした