私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編



そして俺は香音の車椅子を押しながら病室に戻った


「香音、頑張ってるなー」

「だって早く雄斗の家に帰りたいもん!
 後、学校にも行きたい!
 ……………留年……なっちゃうかな…………」

「あー……それは退院したら話そうな
 今は退院することだけを考えて
 俺も一人の家に帰るのは寂しいからさ」

「うん!」


そしてその後も楽しく色々な話をした




















香音の頑張りも目を見張るような物だった








香音は………先生達の想像を裏切った






1ヶ月で組まれていた予定を3週間でやってのけた









そしてついに退院することができた




「香音ちゃん、退院おめでとう!」

「栗原先生、ありがとうございました!」

「いえいえー
 無理しないでね」

「はい!」



そして香音と車に乗り込んだ


「やった!
 やっと帰れる!!」

「そうだな
 やっと香音とイチャイチャできるな!」

「……っ!」

「香音、顔真っ赤ー」

「雄斗が変なこと言うからじゃん!」

「えー
 俺我慢してたんだもん!
 今日は香音をいっぱい可愛がるの!!」

「…………程々にお願いします」

「ん!
 あっ、そう言えば夜奏斗来るわ」

「えっ、そうなの!?
 なんか………久しぶりだな」

「………会いたがってたよ
 ずっと」

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