私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「ハハッ、即答だな
 食べないと退院できなくなるよー」

「それも嫌!」

「じゃあ決まり!
 俺と一緒にご飯食べよ!」

「………何でそうなるの…?」

「だってそうでしょ?
 食べないと退院できないんだから
 俺と一緒に食べよー
 美味しいの食べようよー」

「…………食べないと…ダメ…?」

うわっ………めっちゃ可愛い………

その上目遣い……反則だろ……

何でも許したくなっちゃうけど……………これだけは譲れない…!

「そんな可愛い顔してもダメ!
 香音は俺と一緒にご飯食べるの!」

「…………………」

「諦めろー
 何か作るから待っとけ」

「ダメ!
 雄斗はダメ……寝ないとダメ……」

香音……本当に心配してくれてるんだ……

何か……申し訳ないことしたかな………

今は……香音の言うこと聞いてた方がいいか

「分かったよ
 じゃあ俺寝るから香音も寝よ!」

「えっ!
 何でそうなるの!?」

「俺だって香音を一人にさせたくないし………香音を抱きしめながら寝れるとか最高じゃん…!」

「私さっきまで寝てたし……眠くないんだけど……」

「大丈夫大丈夫!
 横になって目瞑れば寝れるから!」

「それは雄斗でしょ?」

「………………とにかく!
 香音も寝るの!
 じゃないと俺も寝ない!」

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