不埒な上司と一夜で恋は生まれません
「ありがとうございました」
ともう一度、頭を下げると、

「今度から、そういうときは遠慮せず、チャイムを鳴らせ」
と耀は言う。

 ……意外とやさしいな。

 でもまあ、今度はないと思いますけどね、と思ったとき、

「お前なら問題ない」
と言われた。

 何故、私なら……?
と思っていると、耀はなにか言いかけたが、

「じゃあ」
とそのまま行ってしまった。





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