不埒な上司と一夜で恋は生まれません
 


 和香は書店に行って、本と小物を見、カフェスペースを覗いた。

 ちょっと休みたいなと思ったが、

 いやいや、ここでなにか飲んでしまったら、美味しくトンカツが食べられないっ、
と思い、我慢して、ザカザカ歩き、トンカツ屋に行った。

 ここ、この間までかき氷屋だったよな~。

 明るく作り替えられた店内からは、煌々(こうこう)と灯りが漏れてくる。

 白木の壁のせいで、より明るく感じる店内でみんな楽しげに食事をしていた。

 外、寒いな。

 入りたいな~。

 でも、まだ課長来てないし。

 入り口にちょっと入って待たせてもらおうかな、
と思いながら、中に入ると、すぐに若い女性の店員さんに愛想よく声をかけられた。
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