「世紀の悪女」と名高い侯爵令嬢がクズ皇太子に尽くし続けた結果、理不尽にも婚約破棄されたのですべてを悟って今後は思うままに生きることにする~手始めに隣国で手腕を発揮してみるけど文句ある?~
「クスト、なにをピリピリしているのよ。いまさらビビったって仕方がないでしょう? ほんっとあなたって小さいわよね。そんなだったら、最初から来なければよかったのよ。それに、あなたに守ってもらわなくっても結構です。自分の身は自分で守るわ。それに、エドは立派な男よ。顔の傷痕に賭けて、卑怯な真似はしない。ねぇ、そうよね?」
エドムンドが大きいのか小さいのかわかるわけがない。なにせ今朝会ったばかりだから。
だから適当に言ってみた。
クストディオへの当てつけの為に。
エドムンドが大きいのか小さいのかわかるわけがない。なにせ今朝会ったばかりだから。
だから適当に言ってみた。
クストディオへの当てつけの為に。