同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
「それは違います!…まだわからないんですか!?藍は殴らないんじゃなくて、殴れないんです…!一冴さんが兄弟だから」

「そんな言葉、ただのまやかしだ。兄弟の縁があるとするなら、そんなものとっくに切れてる」

「それには事情があるんです!少なくとも、藍はそんなことは思っていません…!」


わたしがどれだけ訴えかけても、一冴さんは聞く耳を持ってくれない。

なにもできない自分が情けなくて、目に涙が浮かぶ。


わたしのせいで藍が…、藍が――!!


そのとき、薄暗い倉庫内に突然目がくらむほどの光が差し込む。

とっさに目を背け、ぼやけていた視界が徐々に鮮明になっていく。


ブォォォン…!!


エンジン音に驚いて目を向けると、2台の大型バイクが突っ込んできた。

そのバイクにまたがっていた2人とは――。
< 343 / 381 >

この作品をシェア

pagetop