同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
ゆっくりと体を起こした藍の顔は、痛々しいくらいにあざだらけ。

でもダメージを受けたものの、この場から逃げ出す体力くらいはまだ残っているはず。


しかし、なぜか藍は首を横に振る。


「逃げるかよ。俺がここを離れるときは、お前といっしょだ」

「…バカなの!?そんな悠長なこと言ってる場合じゃ――」

「じゃねぇと、なんのためにここへきたかわかんねぇだろ」


そんなこと言ったって…。

いくら藍でも、この状況でこれだけの人数を相手にするなんて無茶だよっ…。


わたしが心配していたように、藍はいとも簡単に後ろから羽交い締めにされると、紫龍のメンバーたちに殴られる。


「…一冴さん、もう十分なはずです。やめさせてください…!」

「オレは、何度も反撃の隙を与えてやった。それに乗ってこねぇってことは、それがあいつの答えなんだろ?」
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