同居中の総長さま×4が距離感バグってます!
ここは、四天王しか入ることを許されない四天王専用テラス。

なぜそんな場所に、わたしが連れてこられたのかはわからないけど…。


雪夜さんはこのテラスの畳コーナーで、いつもこうして花を生けているらしい。


「朝陽うみ」

「は、はい…!」


背中を向けたまま突然雪夜さんが声をかけてくるものだから、驚いて反射的に背筋を正す。


「昨日は朱雀組から追われていたようだが、今日は青龍組。トラブルが絶えず、大変だな」


振り返ってわたしに目を向けた雪夜さんがフッと笑う。


冷酷男だと聞いて怯えていたけど物腰も柔らかで、どうやら思っていたよりもこわい人ではなさそうだ。


「そ…そうなんです。わたしはただ、平凡な学校生活を送りたいだけなのですが」

「そうだな。何事も平凡が一番。それなら、おれのそばにいればいい。少なくとも、朱雀組や青龍組の女たちから追われることはなくなるだろう」
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