Galaxyな彼は、【完】



「海ちゃんが必死に守ってきたもの、私たちも守るよ。」


明里ちゃんがそう言いながら私の頭をぽんぽんって撫でてくれる。


それは彗のこと言わないでいてくれるってこと。



「友達なんだから当たり前。」



って、陽子ちゃんも抱きしめてくれる。



「これからも言えないことは、無理に言わないでいいからね。」



「っ、2人ともっ…ありがと…っ」


そんな2人に涙が止まらなくなった。



「あー、もう泣かない泣かない!!」



「可愛い顔が台無しだぞー!」



あー、私も泣いちゃうじゃんって泣き出す陽子ちゃんと、それを見て笑う明里ちゃん。


…本当にこの2人と友達になれてよかった。

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