やめないで。それ。

「うん笑だって保科先輩おれに敵意剥き出しだったもん。滝本さんが見てないとこで、すごい睨まれたし。」

「そうだったんだ…。」

「でも、辛くないの?あの人女絡み多そうだし。」

「前のわたしなら、瀬名くんに向けるのも敵意じゃないって思ってたと思うんだー。ただ所有物に近づくなくらいの感じなんだと思ってたんだけど、文化祭の日に、もしかしたら先輩はわたしのことほんとに好きなのかもって思えるようになって、」

「うん。」

「先輩がまだ周りに隠す理由はわかんないけど、多分なにか意味があると思うんだ。昨日の夜も先輩に電話で瀬名くんに全部伝えるって決意表明する時も、わざわざ寝てる先輩に鬼電して起きてもらったのに、怒ることもなくOKしてくれて先輩の中でわたしが瀬名くんのことを大切に思ってるってのを理解してくれてて、今までの先輩ならわざわざ言わなくてもいいとか言って突き放してたと思うの。」

「うん。」
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