緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
 だけど今日はフィーネちゃんが手伝ってくれているので、あっという間に掃除を終えることが出来た。

「じゃあ、次は作業台の整理と資材の確認です!」

「はいっ!!」

 花束を作る時に必要なものを取りやすいように用意したり、花を包むための資材や紐などが足りているか確認する。

 私はフィーネちゃんに道具の説明をしながら、何処に何を置いているか、置き場所は決まっているので、使った後は必ず元の場所に置くように、と教える。
 当たり前のことばかりだけれど、取り敢えずと思って適当に置くと、後で探し回る羽目になってしまうから、注意しなければならない。

「じゃあ、次は水揚げしていた花の下処理をします!」

「ついにお花ですね!」

 深水につけて水揚げしていた花を、バケツから取り出して作業台に置く。そして茎の下をハサミで斜めにカットしていく。
 本当は茎のカットもフィーネちゃんにお願いしようと思ったけれど、怪我をさせるわけには行かないので、もうちょっと慣れてからやって貰うことにする。

「フィーネちゃんには不要な葉っぱを取って貰います。手が荒れるから手袋を忘れないようにね」

「はいっ!!」

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