緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
「どういうことだっ?! よりにも寄って王女殿下と侯爵の婚約式だというのに……!!」
「そ、それが王女殿下と侯爵たっての希望で、発注先を直接指名されたとか……」
フロレンティーナとヘルムフリートの話は、今や王国民の誰もが知る逸話となっており、国民全員が二人の動向を見守っている。
そんな二人の婚約式ともなれば、国外からも注目の的になるのは必然で、その式の装飾を担当した場合、『プフランツェ』の名声は一気に高まるはずであった。
「この重要な仕事を他の店に取られるわけにはいかん!! その指名された店はわかっているのか?!」
「……いえ、それはまだ……」
「チッ!! その店の名前を調べろ!! わかり次第すぐ報告するんだ!!」
「は、はいっ!!」
バラバノフから命令を受けた従業員が慌てて部屋から出ていった。きっとすぐに情報を入手して戻ってくるだろう。
「くそっ……! どこの店かわかったら流通ルートを遮断してやる……!」
バラバノフは完全に逆上していた。そして受注した店に圧力を掛けて、辞退させようと企んだのだ。
「そ、それが王女殿下と侯爵たっての希望で、発注先を直接指名されたとか……」
フロレンティーナとヘルムフリートの話は、今や王国民の誰もが知る逸話となっており、国民全員が二人の動向を見守っている。
そんな二人の婚約式ともなれば、国外からも注目の的になるのは必然で、その式の装飾を担当した場合、『プフランツェ』の名声は一気に高まるはずであった。
「この重要な仕事を他の店に取られるわけにはいかん!! その指名された店はわかっているのか?!」
「……いえ、それはまだ……」
「チッ!! その店の名前を調べろ!! わかり次第すぐ報告するんだ!!」
「は、はいっ!!」
バラバノフから命令を受けた従業員が慌てて部屋から出ていった。きっとすぐに情報を入手して戻ってくるだろう。
「くそっ……! どこの店かわかったら流通ルートを遮断してやる……!」
バラバノフは完全に逆上していた。そして受注した店に圧力を掛けて、辞退させようと企んだのだ。