緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
侍女に案内され室内に足を踏み入れたジギスヴァルトは、応接室を埋め尽くすほど贈られたお見舞いの品々を一瞥する。その中には豪華な花束も幾つか含まれていた。
応接室の奥には更に扉があり、王女の寝室となっている。
未婚の王族の寝室に入ることが出来るのはごく一部の人間だけで、その限られた人間の中でも異性だと王族ぐらいしかいない。
しかしジギスヴァルトは騎士団長という役職を持っているため、許可さえあれば王宮のどの部屋でもフリーパスで入ることが出来る。
「……待っていたわ、ジギスヴァルト。いつもご苦労さま」
寝室に入ってきたジギスヴァルトに声を掛けたのは、この部屋の主であるフロレンティーナ王女だ。
彼女は病床に伏していると言う噂通り、ベッドから降りること無くジギスヴァルトを迎え入れた。
「まあ……! そちらが新しい花束ね! とっても素敵……! なんて可愛らしいのかしら!」
ジギスヴァルトが持つ花束を見た王女が喜びの声を上げる。ジギスヴァルトは花束を侍女に渡し、侍女から花束を受け取った王女は、その白い頬を紅潮させた。
応接室の奥には更に扉があり、王女の寝室となっている。
未婚の王族の寝室に入ることが出来るのはごく一部の人間だけで、その限られた人間の中でも異性だと王族ぐらいしかいない。
しかしジギスヴァルトは騎士団長という役職を持っているため、許可さえあれば王宮のどの部屋でもフリーパスで入ることが出来る。
「……待っていたわ、ジギスヴァルト。いつもご苦労さま」
寝室に入ってきたジギスヴァルトに声を掛けたのは、この部屋の主であるフロレンティーナ王女だ。
彼女は病床に伏していると言う噂通り、ベッドから降りること無くジギスヴァルトを迎え入れた。
「まあ……! そちらが新しい花束ね! とっても素敵……! なんて可愛らしいのかしら!」
ジギスヴァルトが持つ花束を見た王女が喜びの声を上げる。ジギスヴァルトは花束を侍女に渡し、侍女から花束を受け取った王女は、その白い頬を紅潮させた。