緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
今日何度目なのかわからないジルさんの蕾が綻ぶような花咲く笑顔に、私の胸がきゅううっと締め付けられる。
目だけでなく心臓にまで影響を及ぼす笑顔、恐るべし!
心臓の危機もあったけれど、私とジルさんは馬車が来るまで温室でのんびりと過ごした。
会話はそう多くなくても、二人の間に流れる空気は柔らかで、ジルさんと一緒にお茶を飲みながら、とても穏やかな時間を過ごす。
そうしてのんびりしていると、ジルさんを迎えに来た馬車が到着した。
ジルさんは名残惜しそうに席を立つと、私の方をじっと見る。
「またこの温室に来てもいいだろうか?」
「……もちろんです! 休業日であればいつでもどうぞ! あ、お休みは水の日ですけど……」
もしかすると騎士団の休日とお店の休日は合わないのでは、と思った私の懸念は一瞬で払拭された。
「休みはどうとでもなる。これからは水の日を俺の休日にしよう」
「え……あ、はい」
……そう言えばジルさんは騎士団の長だった。休みなんていくらでも変更出来る立場なのだ。
目だけでなく心臓にまで影響を及ぼす笑顔、恐るべし!
心臓の危機もあったけれど、私とジルさんは馬車が来るまで温室でのんびりと過ごした。
会話はそう多くなくても、二人の間に流れる空気は柔らかで、ジルさんと一緒にお茶を飲みながら、とても穏やかな時間を過ごす。
そうしてのんびりしていると、ジルさんを迎えに来た馬車が到着した。
ジルさんは名残惜しそうに席を立つと、私の方をじっと見る。
「またこの温室に来てもいいだろうか?」
「……もちろんです! 休業日であればいつでもどうぞ! あ、お休みは水の日ですけど……」
もしかすると騎士団の休日とお店の休日は合わないのでは、と思った私の懸念は一瞬で払拭された。
「休みはどうとでもなる。これからは水の日を俺の休日にしよう」
「え……あ、はい」
……そう言えばジルさんは騎士団の長だった。休みなんていくらでも変更出来る立場なのだ。