イケメンは好きだけど近づかないでください!
4.イケメンと仲良くなる



写真を撮らせて…?撮って頂いてから

毎日幸せな私

今日も元気に生きています!!!


ロック画面にすると

落とした時にいじめフラグが立つので

ホーム画面に設定した

先輩とのツーショット



『いや私ブッスー…』

「なにが?」

『己のブスさに悲しくなったんだよ』

「ふーん…」



気づいた時には遅かった

片手で両頬をガッと掴まれ



「なにそれ!?」

『ごめごめごめっ 痛いっす』

「詳しく正直に話せば許す」

『はい』



ゴリラという名の澪に説明すれば

どうりで最近、

秋月先輩見に行こうと誘っても

ついてこないわけねーと

最近の極端な私の行動に納得いったらしい



「それって先輩、
優のこと気になってるってことじゃない?」

『いや?いい距離間保ってたから
話してくれただけだよ』

「…鈍感ぶってる?」

『鈍感なわけないじゃん。澪もわかるでしょ?
イケメンってね思わせぶりしがちなのよ』

「まぁ確かに…でも少なからず認知されたんだから
調子乗りまくればいいのにー」

『いい距離間を保つの条件で写真撮ってくれたって
さっき説明したよね!?聞いてたかな!?

お陰で直接拝みにいかなくて済んでるし
万が一拝みに行って先輩に絡まれて

女の先輩達に刺すような目をされたりしないから
私的には一石二鳥なんだよ!!!』



息継ぎせずに一気に喋ったので

ゼェゼェと息が上がる


私の言い分を

聞いてたのか聞いてなかったのかは

知らないが何か考えている様子の澪



「ねぇその写真送ってよ」

『…駄目だよ、拡散されたらやだ』

「大丈夫!トリミングするから」



あんたの部分はいらない!と親指を立ててるこいつを

殴りたい衝動に駆られた


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