人肉病
「30分くらいでここに迎えに来てくれるらしい」

「そうか。その時が狙い目だな」

「どうするつもり?」


直は目を細めて私を見る。


「言っただろ。圭太の父親がなにかを知っているのはもう確実だ。話を聞く」


直はそう言うと寝室から出ていってしまったのだった。
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