人肉病
ユカリが倒れてからずっと気を張っていたのが原因かもしれない。


「ごめん。ちょっとしんどいから、教室に戻りたい」

「大丈夫か?」


歩き出そうとしたら足元がふらついて、咄嗟に圭太が手を差し伸べてくれた。
体の芯が熱くて、頭もぼーっとする。
熱でも出ているのかも知れない。
こんなときに……!


「体が熱いな。このまま保健室へ行こう」


圭太にそう言われて私は否定する元気もなく、体を支えられながら保健室へと向かったのだった。
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