人肉病
「なるほど。あそこはあいつらの縄張りだったのか」
「そうみたいだね。感染者の方が多いっていう情報も、嘘じゃないのかも」
廊下を歩けば骨と制服だけになった生徒たちがあちこちに転がっている。
感染する前に襲われてしまった生徒も数も多いみたいだ。
「薫は大丈夫なのか?」
「え、私?」
突然話をふられて困惑する。
「空腹感だよ。みんな、異常なくらい腹が減ってるだろ?」
「あ……う、うん。私はまだ、大丈夫だよ」
嘘だったけれど、そう答えるしかない。
お腹が減って仕方ないと答えれば圭太はどうするだろうか。
色々な想像が及ぶけれど、そのどれもがよくない結果を生むことはわかっていた。
それから無言で学校内を歩いていると、廊下の隅で人を食べている男子生徒の姿を見つけて私達は同時に立ち止った。
倒れている人物はツース姿だから、生徒ではなく先生だということがわかる。
その人は時々痙攣を起こしてビクビク体を撥ねさせるけれど、もう声を上げたりはしなかった。
感染者に気が付かれちゃまずい。
「そうみたいだね。感染者の方が多いっていう情報も、嘘じゃないのかも」
廊下を歩けば骨と制服だけになった生徒たちがあちこちに転がっている。
感染する前に襲われてしまった生徒も数も多いみたいだ。
「薫は大丈夫なのか?」
「え、私?」
突然話をふられて困惑する。
「空腹感だよ。みんな、異常なくらい腹が減ってるだろ?」
「あ……う、うん。私はまだ、大丈夫だよ」
嘘だったけれど、そう答えるしかない。
お腹が減って仕方ないと答えれば圭太はどうするだろうか。
色々な想像が及ぶけれど、そのどれもがよくない結果を生むことはわかっていた。
それから無言で学校内を歩いていると、廊下の隅で人を食べている男子生徒の姿を見つけて私達は同時に立ち止った。
倒れている人物はツース姿だから、生徒ではなく先生だということがわかる。
その人は時々痙攣を起こしてビクビク体を撥ねさせるけれど、もう声を上げたりはしなかった。
感染者に気が付かれちゃまずい。