S系外科医の愛に堕とされる激甘契約婚【財閥御曹司シリーズ円城寺家編】
嘘をついてしまった。甘いものは大好きなはずなのに、バターとお砂糖の味が今日はおいしいと思えなかったのだ。唄菜が心配そうに和葉の顔をのぞき込む。
「え~、大丈夫? 熱はないの? 風邪かしらね」
「そうかもしれないです。なんとなく微熱っぽいし、食欲も落ちていて……」
それを聞いた寧々が目を瞬く。
「和葉ちゃん。それって……もしかしてオメデタ?」
「えぇ?」
和葉は大きな声をあげてしまった。全然考えてもいなかったが、ありえないとも言い切れないだろう。
(嘘……寝不足のせいと思っていた体調の変化は……つわりの可能性が?)
「きゃ~。どうする、柾樹に連絡する?」
せっかちな唄菜は早速スマホを取り出しているが、和葉がそれは止めた。
「待ってください、ちゃんと確認してからで! 不確実な情報でお仕事中の柾樹さんを混乱させてしまうのは嫌なので……」
先日、彼の仕事を女性との逢引きでは?と疑ったことを、和葉なりに反省していた。今後は医師の妻の自覚を持とうと、決意をあらたにしたばかりなのだ。
「じゃあ、私が付き添うから産婦人科に行く? 妊婦さんは気をつけないといけないことが多いし、確認は早いほうがいいよね」
そう主張する唄菜に対し、寧々が落ち着いた様子で言った。
「今は市販の検査薬も精度が高いから。まずはそれで十分よ。誰かに頼んで買ってきてもらいましょうか」
「え~、大丈夫? 熱はないの? 風邪かしらね」
「そうかもしれないです。なんとなく微熱っぽいし、食欲も落ちていて……」
それを聞いた寧々が目を瞬く。
「和葉ちゃん。それって……もしかしてオメデタ?」
「えぇ?」
和葉は大きな声をあげてしまった。全然考えてもいなかったが、ありえないとも言い切れないだろう。
(嘘……寝不足のせいと思っていた体調の変化は……つわりの可能性が?)
「きゃ~。どうする、柾樹に連絡する?」
せっかちな唄菜は早速スマホを取り出しているが、和葉がそれは止めた。
「待ってください、ちゃんと確認してからで! 不確実な情報でお仕事中の柾樹さんを混乱させてしまうのは嫌なので……」
先日、彼の仕事を女性との逢引きでは?と疑ったことを、和葉なりに反省していた。今後は医師の妻の自覚を持とうと、決意をあらたにしたばかりなのだ。
「じゃあ、私が付き添うから産婦人科に行く? 妊婦さんは気をつけないといけないことが多いし、確認は早いほうがいいよね」
そう主張する唄菜に対し、寧々が落ち着いた様子で言った。
「今は市販の検査薬も精度が高いから。まずはそれで十分よ。誰かに頼んで買ってきてもらいましょうか」