おにぎり屋さんのイケメン店長は、初恋の彼女を口説き落としたい。
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「……ん……」
目が覚めると、そこは見たことのない天井が真っ先に見えた。
あたりを見渡すとやっぱり見たことのない部屋で、もしかしたら篠原さんの寝室なんじゃないかと思い至る。その証拠になぜか、彼が近くで寝ているしとても距離が近い……
「あ、花葉ちゃん。起きたの!?」
「はい、ご迷惑をおかけしてすみません」
「そんなことは全然問題ないんだけどさ、お腹空いてない?」
篠原さんに言われてお腹空いたかも……と思ったら、お腹がなってしまった。
「はは、食欲はあるみたいだね。なら大丈夫か……じゃあ、お粥が冷蔵庫あるからあっためてくるね」
「……すみません」
めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん……しかも、好きな人の前で……
「……え、好きな人……」
私、やっぱり……好きなのか。体調悪いと本音が出ちゃうアレなのかな。
「花葉ちゃん、お待たせ〜茶碗に入れるね」
好きだって自覚してしまったからか、篠原さんがとっても輝いて見えてしまうんだけど……どうしよう。