王子様とお姫様の甘い日常
「だって……こんな幸せでいいのかなって……颯がいて……赤ちゃん達がお腹にいるだけで十分なのに……こんなお姫様みたいなウェディングドレス着れるなんて……」

「いいんだよ。ずっとひとりぼっちで頑張ってきたんだから。これからは俺が一生隣にいてやるから……死ぬまで幸せだって思わせてやるから。だからもう泣くな」

「う、んっ……」

颯が私の涙を何度も救いながら笑った。

「颯?」

「いや、泣き虫の美弥の涙ふいてやんのも一生俺の役目だと思うと、それもいいなって」

「幸せすぎて泣いちゃうんだよ」

「わかってる」

颯がふっと笑って、私が泣き止んだのを確認すると、ウェディングドレスを手に抱えた。

「俺が選んだウェディングドレス、はやく着て見せて」

「うん」

颯が私の手を引きながら試着室の扉を開けると、プランナーがすぐに出迎えた。
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