王子様とお姫様の甘い日常
「それ俺の台詞だし。俺、美弥と出会ってから、美弥が笑うだけでほんと幸せだし、仕事もさ、美弥と子供達がいるから頑張れるし、俺は毎日美弥から幸せもらってんの」

「颯……私も幸せ。私を見つけて……お嫁さんにしてくれてありがとう」

俺は起き上がると、そのまま美弥をソファーに組み伏せた。

妻からこんな可愛いこと言われて何もしない夫なんてこの世に存在するはずない。

ちなみに俺は絶対無理だ。

「颯……あの……」

「最後までしねぇから。ちょっとだけ」

美弥がうなずくより先に、俺は美弥のスウェットを肩まで捲り上げた。

「あ……颯……」

「美弥は一生俺のものだから」

唇を落としながら赤い跡をつけていけば、美弥が甘い声を堪えながら何度も身体をよじる。

(やば……止まんねぇ)

俺は全身が熱くなるのを感じて、自身のスウェットの上をポイと脱ぎ捨てた。

「は、颯……まだ先生から……できたらやめた方がって……」

「わかってる。挿れたりしないから」

「颯……ンンッ……」

「美弥……好きだよ」

そして俺が、美弥の履いているスウェットのズボンに手のひらを差し込んだときだった。


──ピロロロン、ピロロロン

ふいに鳴り響いたスマホに、美弥が俺の胸を押し返した。
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