王子様とお姫様の甘い日常
「なぁ、最近授かり婚ってまた流行ってんのか?」

美弥が、うーんと首を捻ったあと、愛おしそうにお腹を撫でた。

「どうだろう、でもみんな幸せそうで良かったよね」

美弥が甘えた猫のように俺の胸元に擦り寄ってきて、俺は思わずふっと笑った。

「俺は俺の猫を世界中で一番幸せにしてやるから覚悟しとけよ」

「うん……。颯、キスして」

「飽きても嫌がっても一生してやるよ」

俺は、美弥の顎を持ち上げると、とびきり甘いキスを落とした。







2023.6.11 遊野煌

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