青天、哉。




そして、辿り着いた場所は、葛西臨海公園だった。


「あの、なんでこんなところに?」


「観覧車に乗るのよ」


とちかげはやっと答えてくれた。


しかし、わからない。なぜ観覧車なのだろうか。


それを聞くと、ちかげは一言、


「そんなキブンだったから」と言った。


「キブンっていうのは、気合を分けてもらえるって書くのよ。だから、気分のままに動くと、気合がカチッとハマって、ノンストレスで長生きできるって寸法なの。あなた、長生きしたくないの?」


「それは……まあ」


「だったら、観覧車に乗りなさい。観覧車に乗って、気合を入れなさい」


なんともまあ、乱暴な理屈だった。



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