廻った世界で,また君と恋を紡ぐ。



「ねー高峯さんっ,これ似合う~??」



アクセサリーに服,あれこれ合わせては高峯さんに尋ねる。

普段なら一人で決められる物を一々聞いてしまうのは,高峯さんの反応が面白いから。

基本的に高峯さんはちらりと見て,直ぐに目線を外してしまう。

ちゃんと見てって言っても,長くは目に留めない。

けれど返事だけはちゃんとしてくれていて

普通だったら



「うん」



と返すのに,少し良さげなときは



「おー」



と返す。

その差が面白くて,ついあれもこれも聞いてしまうのだ。



「ごめんトイレ言ってい?」

「うん,いいよ」 
  


高峯さんはふと,そう言って私の側を離れた。

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