廻った世界で,また君と恋を紡ぐ。
帰ってきた時には,何故か女の子を二人連れて帰ってきて。

たまたま向かいの女子トイレから出てきたのだと言う。



「ふむ」



私が首をかしげると



「ねーぇ,私達も一緒でいいよねぇ? 歳近いし仲良くしよー」



明らかに不機嫌な瞳が私を捉えた。

どう口にしようかと迷っていた私は,うっかり何かを切ってしまって。



「嫌です」



と毒を吐く。

ただ楽しみを邪魔されること,非常識が気に食わなかったこととは別に。

私は不本意にも,私が取る高峯さんの手の温もりに悪感情の理由を知った。

こんなのって……あり?

お姉ちゃんの彼氏を,よりによって。

こんなシチュエーションで好きだと気付くなんて。

私の恋愛,つくづく終わってるなぁ。
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