廻った世界で,また君と恋を紡ぐ。
「あいつも俺も……─まだ,たったの17だったのに!!!!」
ピシリと私の表情が固まった。
何を言ってるの?
高峯さん,だったもなにも,今が17……
「だから,もう好きな女子を亡くしたりとか,2度と嫌なんだよ。絶対紅葉にもめんどくさい思いさせると思う。それでも紅葉は……」
「りく……と……?」
遮ってまで辿り着いた答えは,すぐに回収してしまっても問題ないくらい。
口にした自分でも信じられないものだった。
少し乱暴で,口調も若干変化がある。
だけど優しくてぶっきらぼうで,真っ直ぐな性格は。
そうだと言われても,ううん。
誰かがそう言ってくれたなら,信じられてしまう。
「は? え……??? 紅葉,今何っ」
激しく狼狽えたその様子に。
私の最後の雫がぽろりと飛び出した。
「陸斗,陸斗……っ! ……あの日,七夕の日…………ほんとは,私に何て言ってくれようとしたの……?」
私が転生しているなら。
そう思い付いたことは,あった。
だけど転生した先は,小学生までは不真面目だった私が日本地図じゃ覚えてもいなかった未知の場所で。
陸斗は私の同級生っていう固定概念がどこかにあって。
こんなに近くにいたんだね,陸斗。
私は,陸斗や自分に悪いと思いながらも。
また,君に恋をしていた。