true loveletter foryou
いきつけの居酒屋さんの帰りに、コンビニへ立ち寄りビール買って話していた....。突然早太から手に消したタバコを押し付けていいかと聞かれて、私はびっくりしながらもこわくてしぶしぶ了承した...。



早太『桃花、そろそろ会計して帰るぞ。』



桃花『はい。』



数分後―



コンビニの後ろの所のスペースに座り、他愛もない会話を続けていた。その途中で早太は吸っていたタバコを足元で揉み消す。
早太『....ジュッってしていいか?。』

一瞬意味がわからなかった
冗談だと思いたくて顔をあげたけれど、早太の表情は思った以上に真剣で、息が詰まる。

胸がギュッと縮んだ。
断る言葉を探してるはずなのに、声が出ない。

桃花『....いいよ。』
気がつけばこんな言葉が溢れていた。

(どうして今こんな事言うの....。)



早太は1度だけ私の目を見た。
確認するような視線だったのに、止める時間はくれなかった。

早太『....一瞬だから。』

低くそう言って私の手首を取る。
指先が触れた瞬間、その温度に体が強張った。 

次の瞬間鋭い熱が走った。

声にならない声が喉に詰まり、反射的に手を引こうとしたけれど早太はすぐに離した。
ほんの一瞬だったはずなのに、胸の奥まで痺れる。


早太『ごめん』

そう言った早太の声はさっきよりも震えていた。
私は何も言えず、ただ手の平を見つめる。

痛みよりも、
--どうしてここまでしたのか。
その理由のほうが重く胸に残っていた。


夜風が冷たく吹き抜ける。
それでも、さっきまであった距離には、もう戻れない気がしていた。



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