先生 ♀ × 生徒 ♀

3

二年生として最後の日。

つまり三学期修了式。


「先生さようなら~!」


生徒達が次々帰って行く。


「また...あとでね」


あたしはそう遥に耳打ちをして帰った。


「何話してたの?」


実愛が聞いてきた。


「今日、ウチに来るんだよねーっ」

「ちょっ、陽咲!」

「あんたってほんと何も話してくれなぁーい」


実愛は少し拗ねてる様に見えた。


「ごめんごめん」
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