LE CIEL BRILLANT 〜無職29歳、未経験の仕事に挑戦したらジュエリーデザイナーにこっそり溺愛されてました〜
「俺と瑶煌は同期なんだけどね、まだ販売として店にいた瑶煌のところに入って来たのが瑠璃。瑶煌からすごい新人がいるって言われて会いに行って、それから三人でつるむようになったんだ」

「初めて会ったときはびっくりしたわ。男性でこんなによく喋る人がいるのか、って」

「言うねえ。でも楽しかったでしょ」

「まあね。ていうか、瑶煌と直哉が仲がいいってことにまず驚いたわ。タイプが違うじゃない」

「俺のときも直哉にがんがん話し掛けられたな」
 瑶煌が苦笑した。

 三人は当時に戻ったかのように話が盛り上がっていく。

 三人の中には壁など存在しないのだろう。藍との間には高くて越えられない壁がそびえているというのに。

 だが、いつになく瑶煌がリラックスした様子で笑うのを見て、ちょっと発見したような得したような気持になった。いつも優しい笑みを浮かべてはいるのだが、それとは違う雰囲気だ。

 どうやって会話に参加したらいいかもわからず、無駄にあいづちをうちながら、せめてたくさん飲み食いしてやる、と思った。

 藍はよく食べ、ハイペースでノンアルコールカクテルを飲んでいた。

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