花葬
自然に体が動いてミメイを抱きしめた。ミメイは困った顔で、傘を投げ出し、俺の顔の水滴を払っていた。俺は泣いていた。
「サトルさん。大丈夫です。あなたは、私を救ってくれました。今度は私がお花の世話をします。1人で抱え込まないで」俺は無言で、見窄らしく泣き続けた。ミメイはそんな俺を優しく撫でていた。
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