ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「だから、じゃがいもは皮を剥けと言っているのだ! 食べた時に口がもそもそしてはいかんだろう。そこは違う、みじん切りではなくてだな、一口大。ひ、と、く、ち」

 ウィリオ王子は『イライラしたら負けだぞ』と思いながら、料理の指導をする。

「野菜を同じ大きさに切ることで、火の通る時間が同じになり短縮されるんですよ。そのためのまな板と包丁ですから、きちんと使ってください。ああ、ちょっとそこの方、野菜を握りつぶして入れようとしないでくださいね?」

「根っこは切り落としたら捨てるにゃん! 細かく切って混ぜるのはやめるにゃん! どうしても食べ物が足りない時には仕方がないけれど、今日は味を優先して欲しいので、アレンジは別の機会にしてください」

 基本的なところで、いろいろと大変そうである。しかし、切ったら野菜も肉も油で炒めて(どんだけ油を入れるつもりにゃーん! それじゃあフライドポテトっていう別の料理になっちゃう! という叫び声がしたが……まあなんとかなった)水を入れて、あとは具が柔らかくなるまで煮込めばいいので、鍋の下で薪を燃やすのは大人に任せて子どもたちは一息ついた。

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