ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「カレールーは商品化するのか? 日持ちはするのだろうか? 洋梨はタルトなどにするとまた違った美味しさがある。明日のおやつに頼んでおこう」

 疲れた顔のウィリオ王子も、遠慮なく梨を食べていた。

「カスタードクリームが入ったタルトなのかにゃ?」

「……そんなしゃれた名前のものは知らないな」

「そうなのにゃんね。美味しいのに」

「王宮の厨房を使っていいから、そのなんとかいうクリームを作ってみないか?」

「作りたいのはやまやまだけど、今回はちょっと時間が足りないにゃー」

「ううむ、残念だな」

「本当に残念だわ。それ、絶対に美味しい予感がするもの……んもう、フィフィール国と、スカイヴェン国がもっと近くにあればよかったのにー」

「距離的にはさほど遠くないのだがな」

「あのきりたった山のせいだにゃん」

 そう、困難な山越えをすれば、フィフィール国とはずっと速く行き来できるのだが、険しい山道を越えるには、運動能力が特に優れた獣人でないと難しい。

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