ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「ねえエリナちゃん、ちょっと俺に撫でさせてくれないかな?」

 ふわふわの子猫を見て我慢できなくなったマイクが、ルディの肩に手を伸ばしながら言った。こんなにも小さくて柔らかな毛並みの子猫に触れられる機会はあまりないのだ。

「お願い、ちょっとだけ! 代わりに俺の尻尾にじゃれてもいいからさ、ね?」

「おい、マイク」

 恐れを知らないブチ犬に、ルディが怖い顔をして文句を言おうとしたが、狐のサファンが「それなら俺の尻尾の方がじゃれて楽しいよ。だから、少しだけ撫でてもいいかな? いいよね? ね?」と言いながら熱く迫ってきたので、狼は「駄目だサファン、マイクもだ、エリナに触ることは許さない」と犬と狐に歯を剥き出した。

「エリナに撫でられることはかろうじて許すが、エリナを撫でることは許さん!」

「えー、なんで? 子犬と子猫はみんなに撫でられて育つものじゃん。ちょっとくらいいいじゃーん」

 ルディは後ろに下がってマイクの手を避けた。しかし、そこには虎のキーガスがいた。

「猫科を守るのが……虎の使命……」
< 16 / 244 >

この作品をシェア

pagetop