ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「ここにゃ、ここにお魚がいるにゃあーっ!」
 
 魚がいるというポイントに到着したエリナがひと声叫んで、しゅんっ、と水中に姿を消したので、見ていた三人は仰天した。

「エリナ!」

「まさか、溺れたのか?」

 いや、エリナは潜水も得意だったのだ。

「助けに行くわ!

 ルールーが人魚の姿に変身して、素早く潜ってエリナのもとへと急いだのだが……。
 すぐに水面に浮かび上がった。

「お嬢さま、エリナさまは無事でございますか?」

「ルールー、まさかエリナを見失ったのか?」

「ルールーちゃん……なんでビミョーな顔をしてるの?」

 ルールーは肩をすくめて言った。

「あの子ったら、びっくりするほど泳ぎが上手なうえに、全身から狩猟本能をたぎらせて魚を追いかけていたわ。手を出せないくらいの、子猫にあるまじき迫力だったの……」

 そう言うと、ルールーは湖に潜って脱ぎ捨てた水着を探し出して、水中で人の姿に戻って身支度をした。
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