ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「ちょちょちょちょ、待って、ちょっと待つにゃん!」

 白猫娘は脳内で『違う違う、そうじゃなーい!』と叫んだ。

「ふたりとも、落ち着いてください。もしかして素手でトンネルを掘るつもりなんですか?」

「あら、それ以外、なにで掘るの?」

「なにで掘るのさー、フェアリナったらどうしたのかな?」

「いやいやいやいや」

 フェアリナはぶんぶん首を振り、ぶんぶん両手を振って、めまいを感じてよろめいた。

『すっかり忘れてたけど、このふたりは脳筋妖精だったよ! 『物理は妖精の力と相性が悪い』なんて言いながら、ゴリゴリに盛った腕力で彗星を破壊しようとした、恐るべき脳筋妖精! しかも、彗星をけっこう破壊して小さくしてた! こわっ!』

 フェアリナは、巨大な彗星を物理で破壊しようとしたふたりの姿を思い出して「すみません、わたしの説明不足でした。どうか話を聞いてください」と頭を下げた。

 
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