ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 青弓亭にやって来たエリナ、ミメット、ヴォラット、コレットの4人は、テーブルについてミメットが淹れたお茶を前にする。

「それでは、わたしが説明しますね」

 裏事情を知るコレットが言った。

「事の発端は、フーさまからユーさまに、『エリナちゃんがフィフィール国にやって来てカレーライスを作ってくれた』と自慢したことなんですぅ、まったくもう、フーさまったら!」

 コレットは「いい歳してなにをやっているんだか!」と、腕組みをして口を尖らせた。

 ちなみに、エリナのフィフィール国行きは、フーラアヌから預かった、妖精の力がたっぷりと入った巨大な真珠を返すためのものであった。その真珠はあまりにも力が強すぎて、スカイヴェン国に長く置いておくわけにはいかなかったのだ。

「うちのユーさまは、もうご存知だと思いますが、とっても食いしん坊なんですよ。だから、フーさまのことを羨ましがってしまって、マーレン国の王様に『うちの国は、もっとスカイヴェン国と仲良く交流してもいいと思うんだよねぇ……』なあんてことを、意味ありげに伝えちゃったんです。あんなお方でも、国を守る大妖精ですからね。それで王家の人たちもマーレン国の要人たちも、ユーさまの言葉をまともに受け取ってしまってー」

 まあ、そうなるだろう。ユーディリシェイラミアムスはとてつもなく大きな力で全国民を守っている、大変な妖精なのだ。マーレン国民としては、その言葉を重く受け取るに決まっている。
< 38 / 244 >

この作品をシェア

pagetop