ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「そうしたら、マーレン国の軍人さんが一番反応が早くて、『それならば、腕比べも兼ねた合同訓練会を企画することにしましょう!』って張り切っちゃったんです」

「交流が訓練会になるところが、いかにもマーレン国だよな」

 ヴォラットの言葉を聞いたエリナは「どうしてですか?」と尋ねた。

「あの国は森エルフの国なんだが、格闘技が盛んなお国柄ですぐに拳で解決しようとする傾向がある。獣人もそんな感じだが、エルフはほっそりした身体つきをしているくせにやたらと腕っぷしが強い戦士が多くて……」

「獣人と顔を合わせると、すぐに腕比べが始まるんだろう?」

 エルフと冒険をしたことがあるミメットは、にやりと笑って言った。黒豹は肩をすくめる。

「ま、そういうことだ。でも、さっぱりした気質のいい奴が多いから、うちの国とは元々仲はいいんだが」

 エリナは『エルフっていうと、魔法使いとか弓使いのイメージがあったけど、まさかの格闘系だったのにゃ!』と、口を開けた。

「ここでも物理が優位なんだにゃ……」

 そういえば、ウィリオ王子もセラも、突っ込みはスパコーンと殴る物理方式であった。
< 39 / 244 >

この作品をシェア

pagetop