涙降り、やがて笑う!!

次の日、約束どおり、私たちは生活用品を買いにショッピングモールに向かった。
服、家具、小物など、色々と買えて満足だ！
「さぁ、そろそろ帰ろうか。」
私がそう言うと廉、遥斗、湊が目を合わせて何やら目で会話していた。
そして、「「「愛美!!」」」突然叫んできた。
「な、なに？」戸惑い気味に答えた。
「これ！俺たちからのグループ加入祝い！」
といってピンクの小さい可愛らしい箱を渡してきた。中を見るとそれはネックレスだった。
王冠の飾りが着いているネックレスだ。
かわいい•••。
「これさ、俺たちで話し合って愛美にって買ったんだ。だから、つけてほしいな。」
う、そんな顔されたら、
「うん、付ける。ありがとう。」
こうは言ったものの、こんな可愛いの私なんかに似合うのかな？
ネックレスを試しにつけてみた。
不思議な感覚だ。
これが自分のために誰かが買ってくれたものって思うと。
でも、なんでだろう。
―胸が暖かい。～学校。～
今日から新しい学校生活が始まる。
うぅ、緊張する•••。
私、やっぱり暗いから嫌われるかも•••。
「大丈夫。落ち着いて。」
遥斗•••。
「うん。ありがと」