オレンジジュースを飲む頃


他の4人はこの店に通う事は知っているが、毎週金曜日だという事は知らないようで、私も光瑠も言おうとはしなかった。

なんだか2人だけの秘密のようで、可笑しな感覚だ。


「ばぁや、いつもの2つ」

「私はサイダーアイスも」


渥美商店には、イートインスペースがある。

けど、私達はこのスペースではなく、別の場所で過ごすのが好きである。


「いつもの所は相変わらず空いてるよ」

「ばぁや、ありがとう。いただきます」


誰も知らない、最高の場所。



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