オレンジジュースを飲む頃


「唯穂、それ全部教室に戻しとくよ」

「えっ、全部持てるの?後で私が持ってくから大丈夫だよ」

「いいからいいから。ちゃっちゃか話やらしてきて頂戴」

「ごめん。これ、お願い」


絶対那津花楽しんでるだろ。

那津花に私が持ってる道具を渡し、槇村玲那についていくことにした。

一方の槙野玲那も他の女子に先に教室に戻るよう言っていたので、実質二人きりになる。

早く終わってくれ、頼むから。


連れてこられたのは、一つ下の階の空き教室。

何もない事を願いながら話始めるの待っていると、いきなりぶっこんだ質問を投げてきた。


「唯穂ちゃんってさ、光瑠君の事好きだよね」

「……はい?」

「だから、光瑠君の事好きなの?」

「……私が、あいつの事を好きだと、おっしゃりたいのでしょうか」

「そのままの意味だけど。だからこそ唯穂ちゃんに宣戦布告をしたくて声をかけたの」


状況がいまいち理解できていない。

宣戦布告?

私が光瑠の事を好き?




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